2023年07月01日 粟国島の西半分を走ってきました

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写真レポート


粟国港

2023/07/01 11:43:28

粟国港

昨日は那覇の泊港近くに泊まりました。
泊港で自転車を組み立て、粟国村営のフェリーで約2時間10分の船旅です。
粟国島のこの時期は、ダイビングと工事の方で混雑していて、粟国島で宿を取ることができませんでした。
泊港を9時30分で粟国島には11時40分頃に到着し、粟国島を14時にフェリーは出航します。
粟国島には実質2時間弱しか滞在することができないので、二日にかけて泊港から向かうことにしました。



東ヤマトゥガー

2023/07/01 11:54:08

東ヤマトゥガー

粟国島は那覇の北西約60kmにある、周囲約12km、面積7.64kmの島です。
粟国港から時計回りに島を走ります。
案内板や路面にもサイクリングルートの標示もあって、迷うことはありませんでした。



東ヤマトゥガー

2023/07/01 11:55:08

東ヤマトゥガー

島の南西部の海岸近くにある、巨大な岩を真っ二つに割ったような、幅1mくらいの通り道があります。
通り抜けると、筆ん崎を望むことができる海岸にでます。
昔から水源の乏しかった粟国島で貴重な水源として活用していた泉があり、戦後、そこに湧く真水を溜める貯水タンクが作られました。
その水を集落まで届けていた簡易水道施設跡が今も残っています。



東ヤマトゥガー

2023/07/01 11:59:30

東ヤマトゥガー

海岸に降りると砂浜ではなく。ゴツゴツした岩の海岸でした。
粟国島は海底火山の噴出物の堆積、そしてその隆起によってできた島といわれています。
火山の名残を感じさせる黒い石や溶岩のような地質を見ることができます。



マハナ展望台

2023/07/01 12:24:14

マハナ展望台

海抜約90mの荒々しい筆ん崎の崖の上に、マハナと呼ばれる草原が広がっています。
展望台からは、360度見渡す限り続く東シナ海が広がっているのを眺めることができます。
晴れた日には東に沖縄本島、南に慶良間諸島、南西に渡名喜島、 西に久米島などの島が見渡せます。
夕暮れ時には、壮大なサンセットのパノラマを見ることができるそうです。
風を遮るものがない草原の上空には、ミサゴやサシバなどの大型の猛禽類が渡り鳥としてやってきます。
粟国を代表するビューポイントの一つです。



粟国島灯台

2023/07/01 12:30:44

粟国島灯台

東シナ海から目を移すと、粟国島灯台がありました。
粟国島灯台は、1978年(昭和53年)に初点灯されました。
灯台の高さは16m、水面からの高さは108m、粟国島周辺の航路の安全を守っています。



番屋跡(遠見台)

2023/07/01 12:36:14

番屋跡(遠見台)

番屋跡は粟国島の中でも最も高い、海抜約96mにあります。
不審船などの監視をしていたそうで、異国船が近海を通った時はたいまつなどで狼煙をあげていたそうです。
狼煙は慶良間諸島でも見ることができ、慶良間諸島からこれまた、首里王府に知らせるというような形を取っていたそうです。



イタジイの木

2023/07/01 12:39:19

イタジイの木

沖縄本島の山原の森では、多くを ブナ科のイタジイの木で占めているそうです。
粟国島では字西の松尾御嶽と呼ばれる、この地域にしか生えていません。
粟国島の植物相の成り立ちを考える上で貴重な木だそうです。
旧暦の6月26日のヤガン折目の時には、この木の葉が祝女(ノロ)のカーブイ(ハチマキ)に使われています。



洞寺

2023/07/01 12:51:39

洞寺

島の北海岸近くにある鍾乳洞で、一帯に遊歩道などが整備されています。
約200年前に、島に流された那覇の寺の住職・雲水和尚が亡くなるまで読経を続けていた場所だそうです。
古くから信仰心の強い島の人達はここを聖地と崇め、立木などの伐採を一切禁じ、 島内外の信仰者の拝所になっています。



むんじゅる節の碑

2023/07/01 12:52:19

むんじゅる節の碑

粟国村は、琉球民謡「むんじゅる節」の発祥地だそうです。
発祥の地を記念して、歌碑とブロンズ像が洞寺公園に建立されています。
むんじゅる節は、若者達の憧れである純情清楚な乙女に 役人の津波古某が惚れ込んでしまうという内容だそうです。



洞寺

2023/07/01 12:58:00

洞寺

鍾乳洞内は入り口付近に設置されたセンサーにより自動的にライトが点灯します。
不思議な形をした鍾乳石がたくさんあり、日中でもひんやりしています。
現実世界から切り離された、幻想的な光景が広がります。



粟国港

2023/07/01 13:24:20

粟国港

粟国島を半周し、粟国港に戻ってきました。
10km程しか走っていませんが、観光や休憩したり約1時間20分程かかっています。
14時に出航なので、自転車の積み込みなどを考えると、ちょうどいい時間だったのかもしれません。