2022年11月12日 橋本市から高野山まで走ってきました

マーカーリスト

写真レポート


紀の川

2022/11/12 08:30:48

紀の川

今日は橋本市から弘法大師ゆかりの寺を回って高野山まで走ります。
橋本市から九度山町に一旦戻ります。
道の駅は今日は収穫祭で、朝早いのに行列ができていました。
駐車場は既に満車で、少し離れた場所に誘導されていました。



慈尊院

2022/11/12 09:10:39

慈尊院

最初に訪れたのは慈尊院です。
816(弘仁7)年に弘法大師が、高野山開創に際し、高野山参詣の要所にあたるこの地に開いたと言われています。
「我が子が開いている山を一目見たい」弘法大師の御母公が香川県の善通寺より訪ねてこられました。
当時の高野山は女人禁制だったので、弘法大師の元には行くことができず、この慈尊院で暮らしていたそうです。



慈尊院

2022/11/12 09:11:39

慈尊院

御母公が、ご本尊弥勒菩薩を崇拝されておられたので、亡くなった時に、ご本尊に化身されたという信仰となりました。
女人の高野参りは慈尊院までだったので、子宝、安産、育児、授乳等を願って乳房形の絵馬を奉納して祈願したそうです。
これが「女人高野」と言われる由縁となったと伝わっています。
今でも多くの乳房形の絵馬が奉納されていました。
僕も娘の安産を祈願し、お守りもいただいてきました。



百八十町石

2022/11/12 09:14:39

百八十町石

慈尊院から丹生官省符神社に向かう参道に、町石がありました。
この町石が高野山町石道の出発地点で、高野山上の壇上伽藍・根本大塔まで180町あります。
1町は約109mですので、高野山までは約20kmでしょうか。



丹生官省符神社

2022/11/12 09:16:39

丹生官省符神社

慈尊院の奥に丹生官省符神社は鎮座していました。
丹生官省符神社も慈尊院と同様に816(弘仁7)年に弘法大師によって開かれました。
空海は、大和の国に入られた時、一人の猟師に出会い高野という山上の霊地のあることを教えられました。
猟師は従えていた白・黒二頭の犬を放たれ空海を高野山へと導かれたと伝わっています。



丹生官省符神社

2022/11/12 09:18:11

丹生官省符神社

慈尊院や町石道、丹生官省符神社には多くの重要文化財があります。
一帯は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして登録されています。
桜の時期には、花盛祭が盛大に行われます。



薬師の滝

2022/11/12 10:24:32

薬師の滝

国道480号の上り坂を上っていると、薬師の滝の看板がありました。
国道脇の階段を数分降りて行くと滝に着くことができます。
マイナスイオンに包まれていて、国道よりかなり涼しく感じました。
川の対岸には千願不動明王がありました。



天野トンネル

2022/11/12 11:48:04

天野トンネル

国道480号から県道4号に進路を取りました。
天野トンネルまでは、ダラダラとした上り坂が続きました。



丹生都比賣神社

2022/11/12 12:07:40

丹生都比賣神社

丹生都比賣神社にも寄ってきました。
紅葉がいい雰囲気で迎えてくれました。
写真を撮られている方や、デッサンをしている方が多くいらっしゃいました。
丹生都比賣神社も世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして登録されています。



丹生都比賣神社

2022/11/12 12:11:40

丹生都比賣神社

弘法大師が金剛峯寺を建立するにあたって丹生都比売神社が神領を寄進したと伝えられています。
神社の西側の尾根には高野山への表参道である高野山町石道が通り、丹生都比売神社は高野山への入り口にあたります。
当時は、高野山参拝前にはまず丹生都比売神社に参拝する習わしだったそうです。



丹生都比賣神社 鏡池

2022/11/12 12:22:10

丹生都比賣神社 鏡池

駐車場からは太鼓橋がかかる鏡池を一望することができます。
太鼓橋は輪橋と言い、慶長年間(1596~1615年)に豊臣秀吉の側室の淀殿の寄進で建立されたそうです。
池に浮かぶ小さな島には善女龍王が祀られています。



矢立交差点

2022/11/12 13:29:24

矢立交差点

何度か休憩しながら、ダラダラとした坂道を上って行きます。
矢立交差点には矢立茶屋があって一服していました。
この交差点で、町石道が交差するんですね。
ちょうど国道を横断する場所には、町石道の案内板がありました。
この場所は60町にあたるので、残りは三分の一ですね。
歩いて高野山に向かう方もいらっしゃいました。



国道480号

2022/11/12 13:53:34

国道480号

矢立交差点から大門まで上り坂が続きます。
5年くらい前にも走っているのですが、工事で交互通行もあり、ペースがつかめませんでした。
国道480号でも、紅葉が綺麗でした。



三十九町石

2022/11/12 14:18:54

三十九町石

国道沿いにも町石があります。
町石とは、弘法大師が建てた卒塔婆に由来する五輪塔形の石柱で、各々に根本大塔を起点とした数字と仏尊を表す梵字が刻まれています。
高野山巡礼の人々は一町ごとに合掌して高野山への歩みを進めたと伝えられています。
慈尊院から根本大塔まで、合計180基の町石が一町(約109m)ごとに道標のように置かれています。



高野山 大門

2022/11/12 15:07:47

高野山 大門

正式名称は金剛峯寺 大門と言い、高野山の入口にある一山の総門で、国の重要文化財に指定されています。
高さ25.8mで5間重層の大楼門です。
大門の両脚の金剛力士像は国内で二番目に大きいそうです。



奥之院 一の橋

2022/11/12 15:20:37

奥之院 一の橋

弘法大師が入定されている奥の院への入り口となる橋です。
奥の院へは一の橋から参拝するのが正式なルートだそうです。
今日は近くの宿に泊まります。
いよいよ明日、高野山に自転車お遍路結願の報告をしに行ってきます。