2022年10月17日 65番札所三角寺に行ってきました

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写真レポート


道しるべ

2022/10/17 10:14:35

道しるべ

昨日見た天気予報では、今日は一日雨で時々強くなるとのことだったので、一日ホテルでノンビリしていようかと思っていました。
朝、空を見ると、どんよりしているのですが、雨はかなり弱いみたいで、10時過ぎには雨はやむようです。
ならば、次の三角寺まで走ろうかと、雨スタイルの準備をして出発しましたが、甘くはないようで、雨宿りをしながら走っていました。
松山自動車道のガード下では、長い時間雨宿りをしていました。
そのガード先に、かなり立派な遍路道の道しるべがありました。
四国中央市内には多くの道しるべがあるそうで、中には江戸時代に作られた物もあるみたいですよ。



銅山川発電所

2022/10/17 10:49:05

銅山川発電所

住宅地の外れに発電所がありました。
近くに湖やダムは無いのですが、こんな所に発電所?と思ってしまいました。
法皇山脈に隧道を抜き、柳瀬ダムから宇摩平野に分水する途中の落差を利用して発電する発電所だそうです。
発電に利用された水は、伊予三島、川之江地区の水道用水や製紙工場の工業用水として利用されています。



旧川之江市を望む

2022/10/17 11:40:52

旧川之江市を望む

道しるべを過ぎると、徐々に標高を上げていきます。
何度か雨宿りをしながら進んで行くと、四国中央市内を見下ろす場所まで上ってきました。
旧川之江市は製紙工場が多いことで有名です。
雨はあがってくれたのですが、まだドンヨリとした雲が覆っています。



65番札所 三角寺

2022/10/17 12:03:58

65番札所 三角寺

三角寺の手前までは、ひたすらの上りでした。
押すと言うことは無かったですが、何度も足をついて休んでいました。
三角寺に着いて、まず感じたことは「なんだ!この急な階段は」でした。
今までの上り坂で、足はかなり疲れています。
決して長い距離を上ってきた訳ではありませんが。



三角寺 仁王門

2022/10/17 12:03:58

三角寺 仁王門

階段の先には仁王門があります。
三角寺の仁王門は鐘楼門なんですね。
鐘楼門から本堂に続く参道に、寺号の由来となった三角形の池がありました。



三角寺 本堂

2022/10/17 12:03:58

三角寺 本堂

三角寺は、天平年間(730?749年)に聖武天皇の勅願で行基が開山されたと伝わっています。
815(弘仁6)年に、弘法大師が三角の護摩壇を築き、21日間「降伏護摩の秘法」を修法されています。
本尊の十一面観世音菩薩は、「安産子安子宝の観音様」としても親しまれています。
妊婦がお寺から授かった「杓子」を出産の際に床下に置くと安産のご利益があるといわれています。
出産後は新しい杓子をもってお礼参りをする風習があるそうです。



三角寺 大師堂

2022/10/17 13:08:18

三角寺 大師堂

三角寺周辺は、桜の名所として知られます。
春先には多くの花見客で賑わうそうです。
江戸時代には俳人の小林一茶が三角寺を訪れ、その様子を歌に詠んでいます。
伊予の国の最後の札所で、讃岐の国との関所寺になっています。



展望所

2022/10/17 13:23:04

展望所

三角寺からは長い下り坂が待っていてくれました。
しかし、道幅は狭く、道はかなり荒れている所もありました。
ゆっくり下って行くと、イスとテーブルが置かれた展望所がありました。
晴れていたら、長い時間いても飽きない場所かもしれませんね。



椿堂

2022/10/17 13:46:47

椿堂

四国別格20霊場14番札所の椿堂にも寄ってきました。
椿堂には椿の大木があり、弘法大師が地域で流行していた病を封じ込めたという伝説があります。
当時この地で熱病が流行しているのを聞き、杖をもってその邪気を地中に封じ込めたそうです。
弘法大師が立てた杖から椿が芽を出し大木となったことから椿堂と呼ばれるようになったと伝えられています。
今日は椿堂の先の国道192号線の合流地点まで走って、ホテルに戻ってきました。
三角寺を打てたことで、この先の行程はかなり楽になりそうです。