2022年07月18日 旧名寄本線に沿って

マーカーリスト

写真レポート


名寄駅

2022/07/18 10:57:27

名寄駅

名寄駅はJR北海道とJR貨物の宗谷本線の駅です。
1903(明治36)年に旭川方面から伸びる天塩線の終着駅として開業しました。
過去には名寄本線や深名線の発着駅でした。
残念ながら名寄本線は1989(平成元)年に、深名線は1995(平成7年)に廃止されています。



上名寄駅跡

2022/07/18 11:38:38

上名寄駅跡

旧名寄本線の上名寄駅跡は、国道239号の上名寄郵便局近くにありました。
1919(大正8)年に鉄道院の名寄線の名寄-下川間開通に伴い開業しました。
全盛期は乗降客は1日250人、駅員も8人配置されていたそうです。
駅が無人化された1986(昭和61)年までは、交換設備がある駅でした。
1989(平成元)年に名寄本線の廃止に伴い廃駅となり、現在は名士バスの上名寄12線バス停がすぐ隣に設置されています。



下川駅跡

2022/07/18 12:13:28

下川駅跡

下川駅は、1919(大正8)年に、鉄道院の名寄線名寄-下川駅間開通に伴い終着駅として開業ました。
交換設備のある駅で、急行紋別の停車駅でもありました。
駅の跡地は、バスターミナル合同センターやにぎわい広場が整備されています。
にぎわい広場には名寄本線で使用されたのキハ22形気動車が2両静態保存されています。



鉄道記念碑

2022/07/18 12:20:48

鉄道記念碑

バスターミナル合同センター前には、名寄本線の沿革を記した碑が建てられていました。
名寄西線としての工事着手や石北本線開通までは、網走行きの列車が走っていたこと等が刻まれています。
沿革の終わりには、「先人の苦労を偲び、その偉業に感謝し、次代に鉄道の歴史を伝承するとともに、未来への希望と郷土下川の繁栄を願い、ここに鉄道記念碑を建立する。」とありました。



二の橋跨線橋

2022/07/18 12:48:38

二の橋跨線橋

国道239号は多くの場所で名寄本線と平行して走ります。
かつての二ノ橋駅近くには、二の橋跨線橋が健在です。
橋名板にも名寄本線と刻まれています。
橋から見渡すと、興部方面は線路が畑に沿ってあったのだろうと推測することができます。



一ノ橋駅跡

2022/07/18 13:13:24

一ノ橋駅跡

一ノ橋駅は、1920(大正9)年に鉄道省の名寄線の下川駅-上興部駅間延伸開通に伴い開業しました。
駅跡には郵便局や障碍者施設が整備されています。
名士バスの一の橋バス停が隣接しています。



夫婦松

2022/07/18 13:15:19

夫婦松

一ノ橋駅跡の敷地内には、2本寄り添った、夫婦松がありました。
この夫婦松は。1920(大正9)年に一ノ橋駅が開業した当時に植樹されたそうです。
一ノ橋駅開業記念樹と看板もあり、樹齢100年を越えているそうです。



天北跨線橋

2022/07/18 14:01:59

天北跨線橋

国道239号のダラダラとした坂を上り、下川町と西興部村との境にある天北峠の脇道に、跨線橋がありました。
こちらにも橋名板には名寄本線と刻まれていました。
線路跡は木々が生い茂っていて、ここを走っていたんだろうという位しかわかりませんでした。
天北峠と言うと、国道275号の中頓別町と音威子府村境にもありますね。



上興部駅跡

2022/07/18 14:46:59

上興部駅跡

1920(大正9)年に鉄道省の名寄線の下川駅-上興部駅間延に伴い終着駅として開業しました。
全盛期には貨物専用線を持つ、比較的大きい駅でした。
駅の廃止後に周辺には、道の駅にしおこっぺ花夢や障害者更生施設が整備されています。



上興部鉄道記念館

2022/07/18 14:47:34

上興部鉄道記念館

上興部駅跡は、西興部村により「上興部鉄道記念館」として整備されています。
開業当時からの木造駅舎が、現役当時のままに保存されています。
駅窓口から声かけすると、駅員さんが出てくるような気がします。



上興部鉄道記念館

2022/07/18 14:47:34

上興部鉄道記念館

駅舎内には備品、蒸気機関車の動輪、駅銘板や制服等が展示され、見学することができます。
当時のダイヤや説明のパネルもあり、名寄本線の歴史を感じられます。



上興部鉄道博物館

2022/07/18 15:02:05

上興部鉄道博物館

屋外には線路やホームも保存されています。
旧2番線にはキハ27形気動車とDD14形除雪車が静態保存されています。
腕木式信号機や踏切警報機も保存されています。