地点名 | 通過時刻 移動時間 | 積算距離 区間距離 | 平均速度 | 標高 獲得標高 | 平均勾配 |
---|---|---|---|---|---|
START | 08:37:29 | 0.00km | 8m | ||
00:02:25 | 0.05km | 1.2km/h | ↑0m ↓0m | 0.00% | |
はりまや橋 | 08:39:54 | 0.05km | 32m | ||
01:05:52 | 12.27km | 11.1km/h | ↑196m ↓151m | 0.37% | |
30番札所 善楽寺 | 09:57:41 | 12.31km | 29m | ||
00:59:39 | 8.55km | 8.5km/h | ↑194m ↓98m | 1.13% | |
31番札所 竹林寺 | 11:43:00 | 20.86km | 127m | ||
00:40:50 | 7.46km | 10.8km/h | ↑100m ↓144m | -0.60% | |
32番札所 禅師峰寺 | 13:00:11 | 28.32km | 93m | ||
00:39:25 | 9.69km | 14.7km/h | ↑39m ↓101m | -0.64% | |
GOAL | 14:13:56 | 38.01km | 18m |
2022/04/04 08:39:54
昨晩宿泊した宿は、はりまや橋交差点のすぐの所でした。
とさでん交通の路面電車の停留所もあり、後免線、伊野線、桟橋線の3路線が乗り入れています。
東西の路線と南北の路線が、はりまや交差点で平面交差します。
2022/04/04 09:44:36
昨日お遍路ルートから離れた場所まで戻ってから30番札所善楽寺に向かいます。
県道384号の南国市と高知市境付近にある峠です。
上り終りは、看板の少し先の高知市寄りになります。
2022/04/04 09:57:41
善楽寺には山門はなく、大きな十一面観音が迎えてくれます。
この十一面観音は台座が3m、像は5mあり、高さ8mの大きさです。
善楽寺の本山である長谷寺の「長谷観音」をモデルにして作られたそうです。
2022/04/04 10:05:51
善楽寺は、810年(大同5年)に弘法大師が高加茂大明神(現在の土佐神社)の別当寺として神宮寺とともに創建したといわれています。
応仁年間(1467年~1469年)に兵火によって焼失しましたが、2代目土佐藩主・山内忠義の庇護を受けて栄えました。
本堂の前には「仏足跡」がありました。
仏足石は足腰に御利益があるので、仏足石を撫でた手で自分の足腰をさすると良いそうです。
2022/04/04 10:12:51
大正時代の建立の大師堂に祀られる大師像は、廃仏毀釈の荒波を逃れた尊像で、厄除大師として有名です。
最近の2004年まで、65年間にわたって「30番札所が2つある」時代があったそうです。
善楽寺は明治初期の神仏分離によって廃寺となり、御本尊は一時期第29番札所土佐国分寺に移されていました。
1875年(明治8年)に、先に復興していた安楽寺に御本尊が移されて安楽寺が30番札所になり、1929年(昭和4年)に善楽寺も再興します。
しかし、お互いが「30番札所である」と主張し、長らく30番札所の納経はどちらのお寺でも受けることができました。
1994年(平成6年)に、争いが決着して善楽寺が30番札所、安楽寺は30番奥の院という形におさまったそうです。
2022/04/04 11:43:00
竹林寺は高知市の南東部にある、五台山l公園内にあります。
青柳橋から公園までは、ダラダラとした上り坂が続きます。
駐車場には誘導員の方がいて、お寺に一番近い所に自転車を置かせてもらいました。
駐車場は竹林寺参拝客だけでなく、五台山公園散策の方も利用しているようで、混雑していました。
駐車場からお寺までは若干距離があります。
2022/04/04 11:47:00
竹林寺は聖武天皇の命を受け、行基が日本国中を探し唐の五台山に似たこの地に創建されました。
大同年間には弘法大師も修行し、荒廃した堂宇を修復したといわれています。
四国霊場で唯一、文殊菩薩を本尊とする学問の寺でもあります。
本堂が国の重要文化財に指定されている他、宝物館内に仏像17体が奉安されており、全て国の重要文化財に指定されています。
2022/04/04 11:57:35
本堂と向かい合うように立つ大師堂は、こちらは1644年(寛永21年)に2代目土佐藩主の山内忠義によって建立されました。
境内には高さ31mの五重塔があります。
その五重塔は四国霊場では5か寺にしかないそうです。
竹林寺は「よさこい節」の舞台にもなっているそうです。
「土佐の 高知の はりまや橋で 坊さん かんざし 買うを見た」の「坊さん」は、竹林寺の南坊にすむ純信のことだと言われています。
2022/04/04 12:44:10
高知市から南国市に入って少し走った所に石土池がありました。
石土池は従来、湧水からなる自然池でした。
住宅開発に伴い約4倍(約25ha、周囲は約4km)に広げ、雨水調整池として整備されました。
ホテイアオイが繁殖して、水質に少し問題があるそうです。
2022/04/04 13:00:11
禅師峰寺は、神亀年間(724~729)に、聖武天皇の命を受け行基が土佐湾の海上安全を祈願して開創したといわれています。
禅師峰寺の御本尊は十一面観世音菩薩で、漁師からの信仰が篤い「船魂(ふなだま)の観音」と呼ばれています。
駐車場では大きな十一面観世音菩薩像が迎えてくれます。
2022/04/04 13:01:07
仁王門の金剛力士像2体は平安時代中期の仏師・定朝の作と伝わり、国の重要文化財です。
残念ながら重要文化財の金剛力士像は収蔵庫に保管されていて、見ることはできません。
土佐藩では参勤交代の折、山内一豊以来歴代の藩主は必ず禅師峰寺に参拝して道中の航海安全を祈願して出発したそうです。
土佐湾は太平洋の外海に面しているために、強風や波浪の影響により、海難事故が多かったようです。
2022/04/04 13:10:01
807年(大同2年)に訪れた弘法大師が、奇岩が並ぶ境内を見て観世音菩薩の霊場である補陀落(ふだらく)山を感得したそうです。
虚空蔵救聞持法の護摩を修法し、自ら彫像した十一面観音菩薩を本尊として祀り、禅師峰寺と命名したと言われています。
禅師峰寺は標高82mの「峰山」の頂上にあり、地元では「みねでら」として親しまれています。
また、境内からは遠く桂浜や土佐湾を一望することができます。
2022/04/04 13:19:11
太子堂は本堂の隣にあります。
バスツアーの巡礼客と一緒になってしまいました。
バスツアーなど、行程を丸投げしているのを、お遍路とは言わず「巡礼」とか「八十八か所巡り」と言うそうです。
次の参拝者の事を考えて、お参りは邪魔にならない所で行うのが常識です。
今回の自転車お遍路はここまでで、高知空港から帰路に着きます。