地点名 | 通過時刻 移動時間 | 積算距離 区間距離 | 平均速度 | 標高 獲得標高 | 平均勾配 |
---|---|---|---|---|---|
START | 08:19:09 | 0.00km | 28m | ||
00:34:11 | 7.45km | 13.0km/h | ↑35m ↓24m | 0.15% | |
11番札所 藤井寺 | 09:02:00 | 7.45km | 36m | ||
01:23:42 | 7.67km | 5.3km/h | ↑411m ↓15m | 5.27% | |
梨の峠 | 11:45:15 | 15.12km | 444m | ||
01:14:26 | 17.88km | 14.3km/h | ↑215m ↓470m | -1.43% | |
焼山寺に向けて | 13:28:07 | 33.00km | 171m | ||
01:01:21 | 5.36km | 5.0km/h | ↑317m ↓50m | 5.15% | |
杖杉庵 | 15:07:18 | 38.36km | 442m | ||
00:43:48 | 2.81km | 3.6km/h | ↑238m ↓0m | 8.76% | |
12番札所 焼山寺 | 16:26:47 | 41.17km | 679m | ||
00:39:23 | 11.69km | 17.8km/h | ↑82m ↓613m | -4.60% | |
GOAL | 17:53:53 | 52.86km | 134m |
2022/03/28 09:02:00
昨日は鴨島駅から少し離れたビジネスホテルに泊まりました。
自転車は1階の廊下に置かせていただきました。
今日も昨日ルートから離脱した場所まで戻ってから自転車お遍路再開です。
藤井寺の駐車場には管理人さんがいて、駐車料金を徴収されます。
自転車はどこにとめたら良いか聞くと、お寺の方に少し行った所のスペースにと。
料金は無料でした。
2022/03/28 09:16:00
藤井寺は弘仁6年(815年)に弘法大師によって開基されました。
三方を山に囲まれ、渓流が清らかな立地に心をひかれた弘法大師は、この地で修法を行ったといわれています。
自らと民衆の厄をはらうために薬師如来像を刻んで堂宇を建立したそうです。
その堂宇の前に5色の藤を植えたという由緒から、金剛山藤井寺と称されるようになったと伝えられています。
4月下旬から5月上旬にかけて、5色の藤の花は見事だそうです。
2022/03/28 09:34:41
藤井寺の御本尊は薬師如来坐像、国の重要文化財に指定されています。
この薬師如来像が作られたのは平安時代と言われ、四国霊場で最古の仏像です。
兵火でも火災でも焼けずに残ったので、「厄除けの薬師さん」として信仰されています。
大師堂の左側には母子を守り、赤ちゃんを短命から救うという延命地蔵尊もあります。
寺号を「てら」と読むのは、四国霊場では藤井寺だけです。
2022/03/28 10:09:11
藤井寺は、山を越えながら、標高700mの12番札所「焼山寺」に向かう難所「遍路ころがし」の入口にあたります。
焼山寺へ遍路道は約13kmあり、山を2つ越えるための登り下りがあります。
「健脚5時間、平均6時間、遅足8時間」かかるともいわれる最初にして最大の難所です。
僕は自転車ですから、「遍路ころがし」を進むことはできません。
選んだルートは県道31号で梨の峠を越えるルートです。
桜が綺麗に咲いている所で、これからの上りに備えて休憩です。
2022/03/28 10:43:06
キツイ坂をゆっくり上って行くと所々で視界が開け、吉野川市街地を見下ろすことができます。
桜越しに見ることができる場所から、休憩を兼ねて一枚。
まだこの付近では自転車を押していません。
2022/03/28 11:45:15
梨ノ峠とか梨の木峠とも呼ばれていて、吉野川市と神山町堺に位置し、標高は約416mです。
道幅は狭く、勾配もキツイ峠道で、何度も押して上ってきました。
峠からの眺望は、残念ながらありませんでした。
昨日の宿の方に、梨の峠だけは使わない方が良いと言われました。
そして、この後お会いしたロードの方にも驚かれました。
藤井寺から7.5km強に約90分かかって、一つ目の壁を制覇しました。
2022/03/28 12:15:56
梨の峠を越えて一気に下りと言いたいところですが、道幅が狭いのでスピードに注意しながら下っていきます。
車とすれ違うのが難しい位、狭い所が何か所もありました。
2022/03/28 13:28:07
国道438号を右折して県道43号に進みます。
国道を過ぎてしまうと飲料水の自販機は殆ど見ませんでした。
神山高校バス停近くにコンビニがありますので、必要な物の補給は忘れないようにしてください。
本格的な上りは、まだ先です。
2022/03/28 15:07:18
県道40号との分岐に焼山寺真っすぐ5kmの地点から徐々に上りがキツクなってきました。
残り4km付近では自転車を押していました。
杖杉庵は、四国遍路の元祖といわれている「衛門三郎」ゆかりの地と言われている寺院です。
今後の自転車お遍路の安全を祈願して先に進みました。
焼山寺までは、まだ2.5km以上あります。
2022/03/28 16:26:47
杖杉庵から約3kmを約90分かけて到着しました。
劇坂を押しながら上って行くと、車の方に激励されること沢山でした。
11番札所藤井寺から約31kmを6時間30分かかったことになります。
無事に着いたことに感謝し、納経所が閉まる17時前にはお参りはできそうです。
自転車で駐車場まで行く元気がなく、邪魔にならない路上に置いていきました。
2022/03/28 16:35:55
焼山寺は、標高938mの焼山寺山の8合目付近にある山岳札所です。
焼山寺山には火を噴く毒蛇がいて、弘法大師が登ろうとしたときにも山全体が火の海でした。
しかし、空海が垢取川で身を浄め真言を唱えると火は消え、9合目の岩窟から毒蛇が現れます。
すると虚空像菩薩が現れて、毒蛇を岩窟に閉じ込めたのだとか。
弘法大師は虚空像菩薩を刻んで本尊としました。
寺号を火の山にちなみ焼山寺、山号を火の恐れがあるので摩盧山(水の輪を意味するそう)としたのだと伝わっています。
2022/03/28 16:42:55
本堂の隣に太子堂がありました。
大師堂右側から登る奥の院へと向かう参道があります。
納経所では交通手段を聞かれ、車で来たと言うと駐車料金と道路維持の協力金を徴収されます。
自転車で来たと言うと自転車は無料でしたが、どこを走って来たかと聞かれました。
梨の峠だと答えると、地元民も車でも走りたくないと。
それほど厳しい道みたいです。
2022/03/28 17:12:55
参道の両側には樹齢300年~500年の杉の巨木が並んでいます。
この杉の並木は徳島県の天然記念物に指定されています。
その杉並木が途切れた所から、四国の山々を見ることができます。
今度は来た道を戻るのですが、下り坂が怖すぎるほどでした。
「この長い長い下り坂を~ 君(弘法大師)を自転車の後ろに乗せて~
ブレーキいっぱい握りしめて~ ゆっくりゆっくり下ってく~」って感じでした。