2011年6月10日 五所川原から竜飛岬まで走りました

マーカーリスト

走行レポート

少し早い夏休みを取り、津軽半島と夏泊半島を回ります。
五所川原からスタートし、野辺地駅がゴールの予定です。
前日の午前中に人間ドックを受け、そのまま東京駅に。
東北新幹線と在来線を乗り継いで五所川原に到着です。

新幹線の中から見た仙台は、東日本大震災の影響は無かったかのよう。
駅から少し離れると甚大な被害だったと聞いています。
早く元気になって欲しい。
東北でお金を使えば少しは役立つかと思って、青森を走ることにしました。

五所川原から国道339号線で旧金木町を目指します。
平日の朝なので、交通量は多いです。
トラックに混ざって、通学の自転車も多いです。
市街地から外れると、車の量も少なく快適に走ることができました。
斜陽館には開館時間の8時30分より前に着いてしまいました。

開館と同時に入館します。
斜陽館は太宰治の生家です。
学芸員の方が説明しますよと言われたのでお願いしました。
かなり詳しく説明してくれます。
当初の滞在予定時間を大幅に超えてしましました。
文学に興味の無い僕でも、結構勉強になりました。

国道339号線を十三湖に向かいます。
斜陽館を出て少し走ると、芦野公園駅があります。
その隣に太宰治の「津軽」にも登場している、旧芦野公園駅がありました。
この旧駅は現在は喫茶店として使われていました。

十三湖までの道路は平坦で車も少なく快適に走ることができます。
時々ですが、大型車が連なって来る時がありました。
十三湖から道の駅十三湖高原までは、1キロ程上りが続きます。
斜陽館から順調に走れたので、時間を相当挽回できたようです。
少し早いですが、ここで昼食にしました。
シジミラーメンを食べたのですが、???って感じでした。

小泊岬は県道が途中で崖崩れで行き止まりで、一周はできません。
小泊港へは、100m位の上りがありました。
小泊にも太宰治は来ているようです。
記念館もあるようです。

県道111号線から国道339号線に入ると上り坂です。
距離は短いですが、最後はかなりきつい坂でした。
その後一気に下り、道の駅こまどりの前に竜泊ラインの看板を発見です。
この付近から竜泊ラインが始まっているんですね。

七ツ滝までは若干のアップダウンはありますが、快適に走れます。
左手に日本海を見ながら。
天気が良ければ、夕日は抜群でしょうね。
何も視界を遮る物はありませんから。

七ツ滝を過ぎて少し行くと、眺瞰台への本格的な上りが始まります。
初めゆるやかだった坂も、すぐに10%の看板が出てきました。
当然、ギヤを楽にして上ります。
1キロ走ったら少し休むと言うパターンで上っていました。
途中休憩しようとしたら、「ガサガサ」と言う音が背後から聞こえビビリます。
ニホンザルが餌をくれるのかと近づいてきました。
怖いの何の!

途中から霧の中の走行となりました。
それも10m先位しか見えません。
スピードは全く出ていないからいいのですが、それでも少し怖いです。
耳を澄まして、車が近づいてくるか考えながら走ります。
何回か休憩しながら、約1時間でようやく眺瞰台に到着です。
展望は霧のため何も見えません。
天気が良ければ北海道も見えるそうです。

トイレ休憩の後、一気に下りです。
と、言いたいのですが、霧が酷く途中までゆっくり降りてきました。
霧が晴れたら、かなりの速度で降りましたが。

途中、青函トンネル記念館に寄ります。
NHKのプロジェクトXで青函トンネルを放送したことがありました。
涙無しに見ることはできませんでした。
実際のトロッコを使って坑道にも下りることができます。
最終のトロッコで坑道に行ってきました。
青函トンネル記念館を後にすると、本日の宿まではすぐです。

コース
五所川原駅-(R339)-金木-(R339)-十三湖-(R339)-小泊-小泊岬-
(県111)-小泊港-(R339)-眺瞰台-(R339)-竜飛岬温泉

同行者  なし
走行距離 86.0キロ
天気   曇り

写真レポート


五所川原駅

2011/06/10 07:44:52

五所川原駅

JR五能線と津軽鉄道の駅です。
津軽鉄道の駅は独立しています。
前日の午前中は人間ドックだったんです。
人間ドックの後、そのまま東京駅に向かい、新幹線と在来線を乗り継いで五所川原駅に。
昨晩は、駅近くの宿に泊まりました。



斜陽館

2011/06/10 08:24:42

斜陽館

文豪、太宰治の生家です。
1907年に父の津島源右衛門によって建てられました。
太宰治の死後1950年に津島家はこの家を売却しました。
同じ年から旅館「斜陽館」として営業を始めました。
しかし、経営の悪化で金木町が「斜陽館」を買い取り、町営の文学記念館として再出発することになりました。
また、2004年には国の重要文化財に指定されています。



旧芦野公園駅

2011/06/10 09:45:12

旧芦野公園駅

太宰治の小説「津軽」にも登場した事で知られています。
「金木町長が東京からの帰り上野で芦野公園の切符を求め、(略)駅員に三十分も調べさせ、とうとう芦野公園の切符を・・・」
(小説「津軽」より)
現在は、喫茶店「駅舎」として使われています。



津軽中里駅

2011/06/10 10:08:17

津軽中里駅

津軽鉄道の終着駅です。
津軽鉄道は五所川原駅と津軽中里駅の20.7kmを、約30分から45分かけて走っています。
駅にはスーパーマーケットが併設されていましたが、閉店してしまったようです。



十三湖

2011/06/10 10:45:57

十三湖

日本海岸にある汽水湖です。
周囲30kmですが、水深は最大3m程度しかないそうです。
十三湖の「シジミ」は有名ですね。



道の駅十三湖高原

2011/06/10 11:16:52

道の駅十三湖高原

B級グルメのシジミラーメンを食べました。
味はちょっと微妙かな。
だからB級グルメなんだと友人に教えられました。
お土産にシジミを自宅に送りました。



市浦大沼公園

2011/06/10 12:19:08

市浦大沼公園

沼を一周できる遊歩道がありました。
キャンプ場やバーベキュー小屋もあります。
でも、誰もいませんでした。



中の島ブリッジパーク

2011/06/10 12:33:53

中の島ブリッジパーク

約250mの遊歩道橋で渡ります。
キャンプ場やケビンハウスがあります。
シジミ拾いもできるそうです。



通行止め

2011/06/10 13:13:08

通行止め

小泊岬の手前で通行止めです。
崖崩れのため、岬まで行くことはできません。



小泊港

2011/06/10 13:33:28

小泊港

「お昼すこし前に、私は小泊港に着いた。ここは、本州の西海岸の最北端の港である。」(小説「津軽」より)
また、太宰治は育ての親の越野タケを小泊に訪ねています。



竜泊ライン

2011/06/10 13:58:18

竜泊ライン

道の駅こどまりから竜泊ラインが始まります。
前半は日本海の絶景を見て走ります。
日本百名道に選ばれています。



七つ滝

2011/06/10 14:13:18

七つ滝

高さ21mの滝です。
七段の岩肌を伝い流れることから名前がつけられたそうです。
森林鉄道の跡も見ることができます。
この先から延々と上り坂が続きます。



眺瞰台

2011/06/10 15:41:13

眺瞰台

標識には11%と言う数字もありました。
七つ滝から8km強ありました。
残念ながら霧に覆われて、何も見ることができません。
天気がよければ北海道を見ることができるそうです。



青函トンネル記念館

2011/06/10 16:07:13

青函トンネル記念館

昭和63年に開通した世界最長の海底トンネル。
映像や資料で構想から完成までを展示されています。



体験坑道へ

2011/06/10 16:28:33

体験坑道へ

実際の作業坑を一般公開しています。
このケーブルカーに乗って「体験坑道駅」に降りていきます。
坑道には実際に使われた車両や機械が展示されています。
所要時間は約45分でした。
実際に作業員の方も利用します。