2011年4月29日 しまなみ海道を走りました

マーカーリスト

走行レポート

計画では3月の三連休に走るつもりでした。
3月11日の東日本大震災があって、その計画は延期に。
ゴールデンウィーク前半戦に走ることにしました。

前日に尾道の宿に入り、朝に宿の横で自転車を組立てます。
渡船に乗る前に「しまなみサイクリングクーポン」を買います。
これから走る橋の通行料の回数券です。
50円券が10枚付いていて250円です。
しまなみ海道を走る方は、入手することをおすすめします。

尾道駅前から向島に渡船で向かいます。
たくさんの自転車が乗っていました。
レンタサイクル利用のお嬢さん方も。
向島までは5分程度で着きました。
港にはお店もあって、飲み物を購入しました。

実は、しまなみ海道の事をあまり調べていなかったんです。
しまなみ海道の自転車道を走るだけでは、少し物足りないかと思いました。
そこで、島を時計回りで橋に向かうことにしました。
向島の港から県道377号線で因島大橋に向かいます。
太陽がキラキラ眩しく水面を照らしていました。
因島大橋の入口までは約12キロでした。

因島大橋からの展望はフェンスが邪魔になってよくありませんでした。
どこか因島の観光スポットがないのか案内板を見ると水軍城がありました。
どんなお城か見に行ったのですが、小さいお城でした。
県道366号線で生田橋に向います。
多少のアップダウンがありますが、まだ疲れていないのか快適に進むことができました。
隣の島が引き潮だったら歩いて渡れるんじゃないかと思うほど近くにありました。
因島大橋出口から水軍城を回って生口橋入口までは約25キロでした。

生口橋からの眺めはよかったです。
実際は高速で走る車の横を走っているのですが。
この辺りから風が気になってきました。
それも逆風の。
生田島を国道317号線で多々羅大橋に進みます。
ほとんど平坦で、車の量も想像より少なかったです。
生口橋出口から多々羅大橋入口まで11キロでした。

多々羅大橋の麓に道の駅があったので、お土産を宅配便で送りました。
自転車やオートバイが多く停まっていました。
もっと早い時間だったら、ここでお昼もいいかもしれません。
次の大三島橋まではサイクリングコースを使いました。
サイクリングコースと言っても歩道に線が引かれているだけでしたが。
大三島橋入口付近を除いては、ほぼ平坦で走りやすかったです。
多々羅大橋出口から大三島橋入口まで約5キロでした。

伯方島は県道50号線で島をほぼ一周してきました。
「伯方の塩」(はかたの しぃ~お!)はこの島で作られているんですよ。
その工場の横を走って、船折瀬戸の急流を見てきました。
昔の船は大変だったろうなと思うほどの急流でした。
船折瀬戸付近に少しキツメの坂がありました。
大三島橋出口から伯方・大島大橋入口まで約16キロでした。

最後の島の大島は、県道49号線を使います。
途中から、この道で大丈夫なのかと思うほどの道になります。
仁江と言う小さな集落から先は不安になるくらいでした。
その集落から江越峠まで上りが続きました。
峠近くでは、相当キツイ坂でした。
一気に下り再び名駒峠への上りがありました。
その峠を越えると来島海峡大橋まではあと少しです。
伯方・大島大橋出口から来島海峡大橋入口まで約18キロでした。

来島海峡大橋は、しまなみ海道で一番長い橋です。
見た目で通過するのにどのくらいかかるんだと思うほどでした。
3連吊り橋で、全長は4,105メートルあります。
途中で夕焼けが綺麗な時間になってきたので橋の途中で見入っていました。
尾道方面から走ると、来島海峡大橋はゆるい上り坂になっていました。
第三大橋の途中で橋から降りることになります。

橋を降りて県道161号線から国道317号線で今日の宿の今治市街に向かいました。
帰宅してから調べたら、来島マリーナを経由するルートがありました。
こちらの方が車も少なくて走りやすいかもしれません。
日も沈んで暗くなった頃にようやく宿に着きました。

このコースだと飲料水の自動販売機は多く見ることができます。
しかし、あまり車が通らないような所には何もありません。
コンビニは数が少ないです。
食堂なども島の中心地や道の駅を除くと少ないです。
早め早めの調達がいいと思います。
トイレは橋の出入口や観光スポットにあり不自由はしませんでした。

コース
尾道駅-駅前フェリー乗り場
尾道港(駅前)~(向島運輸)~向島(富浜)
富浜-(県377ほか)-向東小-(県377)-因島大橋-(R317)-水軍城-(県366ほか)
-浜上-(県366)-生田橋-(R317)-御寺-(R317)-多々羅大橋-(自転車道)-
大三島橋-(県50)-木浦-(県50)-伯方高-(R317)-伯方・大島大橋-(県49)-
仁江-(県49)-来島海峡大橋-(県161・R317)-今治駅

走行距離 120.7キロ
同行者  なし
天気   晴れ

写真レポート


尾道駅

2011/04/29 08:11:43

尾道駅

ゴールデンウィーク前半戦のスタートです。
前日に尾道入りし、朝ホテル前で自転車を組み立てました。
駅の外れでも自転車を組み立てている方も。



渡船

2011/04/29 08:32:40

渡船

向島へは尾道大橋で渡ることができますが、道幅が狭く危険だそうです。
尾道駅前の港から、渡船で向かうのが便利です。
渡船に乗る前にサイクリングクーポンを入手しました。
ゴールデンウイークのため、多くの方で賑わっていました。
レンタサイクルの方もいます。
運賃は100円で自転車は別に10円必要で、港を出るとおじさんが料金を回収しにきます。



向島(富浜)港

2011/04/29 08:33:40

向島(富浜)港

しまなみ海道のスタートです。
自転車道を走るだけでなく、橋まで島を時計回りで周ります。



歌港

2011/04/29 08:52:00

歌港

百島と本州の常石行のフェリー乗り場がありました。
ターミナルみたいのはありません。
小屋があるだけでした。



因島を望む

2011/04/29 09:20:25

因島を望む

次に走る島の因島を望みます。
近いようで、まだ距離があるんですね。



因島大橋

2011/04/29 09:46:20

因島大橋

県道から因島大橋への取り付け道路から撮りました。
尾道大橋は使わなかったので、最初の橋になります。
全長は1,270mで、建設当時は日本最長の吊り橋でした。
通行料金は50円で、サイクリングクーポン券1枚でした。



因島大橋

2011/04/29 09:49:20

因島大橋

高速道路の下を走るので、柵で見晴らしはよくありません。
125㏄以下の二輪車も通行するので、追い越されには注意が必要です。
緑色の通路は歩行者用です。



水軍城

2011/04/29 10:25:40

水軍城

全国でただ一つの水軍城です。
室町から戦国時代にかけて瀬戸内海で活躍した村上水軍の本拠地です。
村上水軍の武具や資料が展示されていました。



本因坊秀策の碑

2011/04/29 11:03:55

本因坊秀策の碑

1850年頃に活躍した人だそうです。
お城碁には破れたことがないそうです。
本因坊道策と共に二大棋聖と仰がれています。



因島大橋を望む

2011/04/29 11:08:50

因島大橋を望む

渡ってきた因島大橋を遠目に見ることができました。
この先、因島大橋の全貌を見ることはありませんでした。



生口橋

2011/04/29 12:35:45

生口橋

橋の取り付け道路から撮りました。
ここで撮れ言っているような場所から。
生口橋は全長790mで、通行料金は50円でした。



生口橋

2011/04/29 12:39:35

生口橋

この橋から高速道路と並行に走ることになります。
見晴らしは良く、気持ちいい風も吹いてくれます。
瀬戸内海の島々を見ながら走ることができます。



光明坊

2011/04/29 13:28:50

光明坊

730年に行基上人が開基建立したと伝えられています。
境内には国指定の重要文化財の十三重石塔があります。
樹齢約650年といわれるイブキビャクシンがあります。
せとうち七福神めぐりの毘沙門天にあたります。



伯方島を望む

2011/04/29 13:48:05

伯方島を望む

現在いる島の生田島から2つ先の伯方島です。
今回走る島の中では一番小さい島です。



多々羅大橋

2011/04/29 14:35:30

多々羅大橋

道の駅今治市多々羅しまなみ公園の中に石碑があります。
自転車が多く停まっていました。
レストランやお土産を買うこともできます。
多々羅大橋は鳥が羽を広げた形をしています。
全長は890mで、通行料金は100円です。



大三島橋

2011/04/29 14:57:55

大三島橋

全長328mのアーチ橋です。
通行料は50円です。
橋の下は、かなりの流れがありました。
鼻栗瀬戸に架かっています。



喜多浦八幡神社

2011/04/29 15:25:45

喜多浦八幡神社

673年に博多の筥崎宮より分霊勧請し創建された島最古の神社です。
1829年に奉納されたといわれる和船模型は本殿に安置されています。
2月には「弓放し」が、4月に村芝居奉納の「春市」が行われます。



北浦休憩所

2011/04/29 15:36:10

北浦休憩所

サイクリングコースを外れても、このような休憩所がありました。
ありがたいものです。
島を一周する方も多いようです。



造船所

2011/04/29 15:51:00

造船所

坂道を上りきって、さあ下るぞと言う時に目の前に船が!
島の至る所に造船所がありました。
少し離れた島にも、大きな船が停泊しています。



船折瀬戸

2011/04/29 16:10:30

船折瀬戸

伯方島と鵜島の間の狭い瀬戸です。
船も折れるほどの潮流が流れることから名付けられたそうです。
何気ないように船が瀬戸に入って行きました。
昔は難儀したのでしょうね。



伯方・大島大橋

2011/04/29 16:23:40

伯方・大島大橋

一体構造になっている伯方橋と大島大橋の総称です。
全長は1230mで、通行料は50円です。



来島海峡大橋

2011/04/29 17:45:55

来島海峡大橋

太陽が沈む時間が近づいてきました。
日が暮れる前に今治の宿に着きたいものです。



道の駅よしうみいきいき館

2011/04/29 17:52:15

道の駅よしうみいきいき館

道の駅の裏手から来島海峡大橋を撮りました。
大きい橋なので、なかなか全容を写すことができません。
来島海峡大橋は来島海峡第一大橋、第二大橋、第三大橋の総称。
世界初の3連吊り橋であり、全長は4,105mです。
料金は200円です。



来島海峡大橋からの展望

2011/04/29 18:15:30

来島海峡大橋からの展望

来島海峡、鳴門海峡、関門海峡は日本三大急潮に数えらています。
瀬戸内海随一の難所です。
最大10ノット(時速18キロ)にも及ぶ潮流が各所に渦を作り出します。
まもなく日没です。
宿に急ぐことにしましょう。